激しく、優しく、愛して

過去の傷






次の日は2限目が始まったぐらいに登校した。


ゆっくり教室に向かい時々後ろを振り返る。

右手を顔のところまで上げてみたら
やっぱり震えてる。




ガラガラ


「相川遅いぞ」


数学だったんだ。
冬二の顔を見たら肩の力が抜けた。


電話切ったこと怒っているのか一瞬睨まれた。




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