激しく、優しく、愛して





そんな元気すぎるお父さんの世話をしている
おじさんを見ていると親友というより
恋人に見えてしまう。


一時期、実はそうなんじゃないかと
思った時があって涼と2人で一睡もせず
そのことについて話したことが
あったけど、思い切って聞いてみたら
おじさんはそれはないよと笑った。



「涼、卒業したらここ継ぐんだってな?
進学しなくていいのか?
ナナはまだどうするか決めてないのか?」


箸を止めてずっと喋ってくるお父さんに
涼と2人、てきとうに返事をする。


そんな光景をクスクス笑っているおじさん。


あぁ、久々だな、こういうの。




< 204 / 318 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop