激しく、優しく、愛して





「あれ?え!?きみ、俺のこと覚えてる?」


いきなり目の前に現れたスーツ姿の男。
辺りを見渡せば異様な雰囲気が漂っていた。




知らないうちに今まで意識的に避け続けていた
ホテル街に入っていた。


「もう半年以上も誰も見てなかったから
てっきりやめちゃったんだと思ったよ?
名刺渡したのに連絡1度もくれなかったし」


結局わたしはこんなことしか
求めてもらえないのか。




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