激しく、優しく、愛して





後悔だけが涙とともに出ていく。



「行ってこいよ!ナナ!」


腕をグイッと引っ張り起き上がらそうと
必死になってくれる涼。


体育館をあとにする冬二の姿が見えて
涙を拭い立ち上がる。



廊下の前を歩く冬二を見つけたとき
叫ぼうとしたけど





「っ!!!」




< 262 / 318 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop