激しく、優しく、愛して





なんで前の家の鍵とここの鍵が合うの?とか
捨ててたらどうしてたの?とか
聞きたいことはあるけど……


「さっさと開けろ」


鍵を見せた時に嬉しそうに笑ったから
もうなんでもいいや。


中は前より広い…広すぎる……
どこかのモデルルームかのように
家具が配置されていて

開けた気配のないダンボールが
ちらほらと置いてあった。


「ナナ、このへんのダンボールは
お前のだからな」




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