激しく、優しく、愛して





「おい、短いのにしろ」


「え、寒い…「いいから」


まだかまだかと用意を急がされて
慌てて玄関まで走る。


今度は冬二が鍵を取り出しちゃんと施錠する。


ちゅっ


やたら長いエレベーターの中で彼は
また唇を重ねてくる。


「1回じゃ物足りないな」


クスッと笑って余裕ぶっている顔が
すごくかっこよく見えてるわたしは
きっと重症だ。




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