激しく、優しく、愛して





黙って中に入りソファに腰かけて
お風呂上がりに飲んだんだろう、半分減った
ペットボトルに口をつける。


飲もうとした時に手から取られて
彼は口に水を含む。


そのままわたしの顎を掴み上げて
口移しをする。


わざとゴクッゴクッと音を鳴らして
少しずつ入ってくる水で喉を潤し
次に目を開けたときは
少し口角を上げてる彼がいた。


隣に座り毎時間行う小テストの
丸つけをやり出す。


「お前本当に頭いいんだな。いつも満点だ。
さすがあの私立校からの転校生だな?」


彼はまた横目で…まるでわたしの反応を見るかのように見つめる。



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