サガシモノ
陽はノートを取り出してその4人の名前をメモして言った。
「昔のアルバムだから住所も書いてあるかもしれないよ」
横からそう言うと、健がページをめくって住所欄を見つけ出した。
やっぱり。
今のアルバムは個人情報の取り扱いとかで住所を載せなくなったけれど、昔は住所が書かれていた。
「この住所に訊ねて行ってみれば、本人たちの家族がまだいるかもしれない」
陽は興奮気味にそう言った。
確かにその通りだ。
でも今日はもう……。
図書室の時計を確認すると、午後3時になっている。
夜中に旧校舎へ向かうから、少しでも眠りたい。
「今日はこれで一旦解散しよう。随分と重要な事もわかって本当によかった」
健はそう言い、ほほ笑んだのだった。
「昔のアルバムだから住所も書いてあるかもしれないよ」
横からそう言うと、健がページをめくって住所欄を見つけ出した。
やっぱり。
今のアルバムは個人情報の取り扱いとかで住所を載せなくなったけれど、昔は住所が書かれていた。
「この住所に訊ねて行ってみれば、本人たちの家族がまだいるかもしれない」
陽は興奮気味にそう言った。
確かにその通りだ。
でも今日はもう……。
図書室の時計を確認すると、午後3時になっている。
夜中に旧校舎へ向かうから、少しでも眠りたい。
「今日はこれで一旦解散しよう。随分と重要な事もわかって本当によかった」
健はそう言い、ほほ笑んだのだった。