サガシモノ
それぞれの思い
オカルト部の1年生は女子3人、男子3人の6人だった。
あたし、栞、渚、健。
そして池田陽(イケダ ヒナタ)。
的場海(マトバ カイ)。
6人とも心霊が大好きだけれど、一度も幽霊を見たことがないメンバーだった。
だけど、今年の夏は本当に幽霊に会う事ができるかもしれない。
そう思うと、浮き足立っていた。
近藤先輩の話をメールや電話で伝えると、全員がその話に興味を持ち、さっそくきもだめしに行くことになっていた。
「なんだかピクニックに行くみたいだねぇ」
栞がおにぎりを作りながら楽しそうにそう言った。
きもだめし当日の昼過ぎ。
あたしたち女子3人はあたしの家に集まってお弁当を作っていた。
きもだめしと言えば夜中の2時。
という安易な発想で、全員で集まるのは夜中の1時頃ということになったのだ。
晩ご飯を食べて来てもその時間にはきっとお腹が空いてしまうと思い、こうして女子だけで集まってお弁当を作ることになったのだ。
あたし、栞、渚、健。
そして池田陽(イケダ ヒナタ)。
的場海(マトバ カイ)。
6人とも心霊が大好きだけれど、一度も幽霊を見たことがないメンバーだった。
だけど、今年の夏は本当に幽霊に会う事ができるかもしれない。
そう思うと、浮き足立っていた。
近藤先輩の話をメールや電話で伝えると、全員がその話に興味を持ち、さっそくきもだめしに行くことになっていた。
「なんだかピクニックに行くみたいだねぇ」
栞がおにぎりを作りながら楽しそうにそう言った。
きもだめし当日の昼過ぎ。
あたしたち女子3人はあたしの家に集まってお弁当を作っていた。
きもだめしと言えば夜中の2時。
という安易な発想で、全員で集まるのは夜中の1時頃ということになったのだ。
晩ご飯を食べて来てもその時間にはきっとお腹が空いてしまうと思い、こうして女子だけで集まってお弁当を作ることになったのだ。