サガシモノ
その事実に誰もが無言になってしまっていた。


渚は青ざめた顔でうつむいて、顔をあげようともしない。


だけどただ1人、栞の事を想っている陽だけは強い瞳で窓の外を睨み付けていたのだった。
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