サガシモノ
☆☆☆
旧校舎へ行きたくなると、近藤先輩は言っていた。
準備を終わったあたしたちは時間が来るのを部屋の中で待っていたのだが、気持ちが先立っている事に気が付いていた。
「なんか、落ち着かないよね」
渚が苦笑いを浮かべてそう言った。
「だよね。今すぐにでも行動に出たい気分」
これから怖い場所へ行くと言う気持ちは変わっていない。
できたら行きたくないという気持ちも変わっていない。
なのになぜだか体がソワソワしてくる。
これが近藤先輩の言っていたことみたいだ。
「少し早いけど、行ってみない?」
ついに我慢の限界が来たようで渚がそう言って、立ち上がった。
「そうだね、行こう
1時10分を回ったところで、あたしたちは家を出たのだった。
旧校舎へ行きたくなると、近藤先輩は言っていた。
準備を終わったあたしたちは時間が来るのを部屋の中で待っていたのだが、気持ちが先立っている事に気が付いていた。
「なんか、落ち着かないよね」
渚が苦笑いを浮かべてそう言った。
「だよね。今すぐにでも行動に出たい気分」
これから怖い場所へ行くと言う気持ちは変わっていない。
できたら行きたくないという気持ちも変わっていない。
なのになぜだか体がソワソワしてくる。
これが近藤先輩の言っていたことみたいだ。
「少し早いけど、行ってみない?」
ついに我慢の限界が来たようで渚がそう言って、立ち上がった。
「そうだね、行こう
1時10分を回ったところで、あたしたちは家を出たのだった。