サガシモノ
「まぁ、心霊現象なんて人間の心理が引き起こしている幻覚と幻聴がほとんどだと思うけどな」
近藤先輩の言葉にあたしたち3人はため息を吐き出した。
「そんな現実的な事を言わないでください。あたしたち、まだオカルト部に入部したばっかりなんですよ?」
栞がそう言うと、近藤先輩は「悪い悪い」と、頭をかいた。
「でもまぁ、ガチでヤバイ場所もあるにはあるけど……」
近藤先輩はそう言い、雑誌を閉じた。
どこからかヒヤリとした空気が肌を撫でた気がした。
「それってどこですか?」
栞がすぐに身を乗り出して話を聞きたがる。
「意外と身近にあるんだけど……」
近藤先輩はあたしたちを順番に見て行く。
「絶対に行かないって約束できるか?」
予想外の言葉にあたしたちは返事に困ってしまった。
オカルト部の部員が心霊スポットに行かない事を約束させられるなんて、思ってもいなかった。
行きたい。
という気持ちの方がずっと強いけれど、ここで約束しないと心霊スポットを教えてもらうこともできない。
「約束します」
あたしはそう返事をした。
近藤先輩の言葉にあたしたち3人はため息を吐き出した。
「そんな現実的な事を言わないでください。あたしたち、まだオカルト部に入部したばっかりなんですよ?」
栞がそう言うと、近藤先輩は「悪い悪い」と、頭をかいた。
「でもまぁ、ガチでヤバイ場所もあるにはあるけど……」
近藤先輩はそう言い、雑誌を閉じた。
どこからかヒヤリとした空気が肌を撫でた気がした。
「それってどこですか?」
栞がすぐに身を乗り出して話を聞きたがる。
「意外と身近にあるんだけど……」
近藤先輩はあたしたちを順番に見て行く。
「絶対に行かないって約束できるか?」
予想外の言葉にあたしたちは返事に困ってしまった。
オカルト部の部員が心霊スポットに行かない事を約束させられるなんて、思ってもいなかった。
行きたい。
という気持ちの方がずっと強いけれど、ここで約束しないと心霊スポットを教えてもらうこともできない。
「約束します」
あたしはそう返事をした。