君の隣に
「裕樹って本当えりなに甘いよな。たまに甘すぎて大丈夫なのかって思う。」

「そうかな?涼太が思ってるほど私に甘くないと思うけど…だって意地悪な言葉ばっか言うし…。」

いつだって馬鹿とかアホとか言うもん。

「だってえりなバカじゃん。」

「ともみ、あんただけには言われたくない。」

「何の話?俺のこと?(笑)」

は?何言ってんの将生。って言うか…顔近い。

「違うよ、まーくん。裕樹の話し。裕樹は
えりなに甘やかし過ぎって話してたの。」

「あー、そういうこと。だって裕樹の好きな人なんだから仕方なくね?…あ。」

え、何言ってんの…意味わからない。だって…だってともみは裕樹のこと、裕樹は私のこと?ないよ、ないない。

「えりな、お腹痛いから保健室いくわ。付いてこなくていいから。」

「ともみ!待ってよ。」

「行くな。えりなは行くな。来るなって言われただろ。」

「でも、ともみが心配だよ!将生なんなの!有り得ない。最低!」

最低だよ、なんでよ…。

私たちに入ってこないでよ。
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