病気持ち少女とNo.1暴走族

「だ~め。
食べないと寿命縮むよ~?」





食べたくないから段々と腹筋のように
背中を下げていたら
ベッドが背中にトンっと当たり、
これじゃあお兄さんに押し倒されてる
みたいだ。





「さぁ食べなさい」



「むひ!!いはら!!!」





無理、嫌だ。
そう言いたいが口をこじ開けられてるから
上手く喋れない。





「ほーら、諦めてたべな…」





と、その時。

ガラッ!!と個室の病室のドアが開き…。





「…兄貴、何してんだよ」



「鈴華ちゃんが食べてくれないから
無理矢理食べさせようとしてるだけだよ?

あ、嫉妬?ごめんね?」
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