病気持ち少女とNo.1暴走族

ニーハイに短パン、Tシャツ、
その上にパーカーを着て、
必要な物を鞄に入れて部屋を出た。





「…まぁ、いいか。
じゃ、行くぞ」



「どこに」



「病院」



「は?」



「嘘だ。来い」





何故か手を掴まれ家を出た。





「ちょっと。手、離して。
どこに行こうとしてんの?
嫌なんだけど」



「手離したらお前逃げるだろ」



「当たり前でしょ」





離してもらいたくて
ブンブン腕を激しく動かすが
離してくれない。
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