病気持ち少女とNo.1暴走族

お父さん、馬鹿なのかな。



その時、お兄さんの持ってる携帯が鳴って
お兄さんは立ち上がる。





「またか…」



「…なにか?」



「最近氷龍の子達が闇討ちにあっててね。
毎日ここに5人は運ばれてくるんだよ」



「……そうなんだ」



「大人しくしててね」



「その代わりパソコン借りるね」



「変なのは検索しないでよ?」



「うん」





お兄さんが部屋から出てって、
私はソファーに座る前、
お兄さんが座っていた椅子に座り
パソコンで調べる。





「……陽炎(かげろう)、夜叉(やしゃ)…、
バックに有栖川組」





陽炎はNo.2、夜叉はNo.3。

有栖川組は組でNo.2だ。

どれもクソズルイ奴ら。





「…最後のお仕事、やっちゃおうかな」
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