病気持ち少女とNo.1暴走族
「くくっ。氷龍。陽炎だけでもう
幹部しかいねぇのかぁ?
弱っちぃなぁ!」
夜叉の総長は高笑いする。
イラついてバンっと私は発砲した。
その弾は夜叉の総長の顔スレスレ。
「…うっせぇよ黙れクソ野郎」
「…は、ははっ。
てめぇ、氷龍じゃねぇなぁ、
誰だよ」
「死神。
3日前、有栖川組を1人でぶっ潰した奴だ」
あぁ、殺気出てたかな。
近くにいる残った陽炎の下っ端が怯えてる。
「残念だったね。
切り札の有栖川組を潰されて。
それも、たった1人の女に。
ボッコボコにさぁ。
それもその女は病気持ちだし?
ハンデあるのになんで負けたのかなぁ。
そっちが弱っちぃんじゃねぇの?」