病気持ち少女とNo.1暴走族
「おい兄貴!!!」
「まぁまぁ。鈴華ちゃんが決めたんだから」
幹部室のドアを少し開けてコッソリ見ていた
お兄さんに鈴翔は怒鳴る。
てか、話してる場合じゃないよ。
ここからは素手だな。
拳銃で発砲した弾を撃つなんて
神ワザできないから。
できたらよかったけどさ。
一応初心者だし…。
「調子にのんじゃねぇよ!!!
クソ女!!!
てめぇら行けぇぇぇ!!!
氷龍も女もぶち殺せ!!!!」
氷龍を、殺す…。
ダメだ。ダメだダメだ!!
殺されない…。
殺させない…。
絶対に。