病気持ち少女とNo.1暴走族
「てめぇ!!」
夜叉の総長が殴りかかってきたその時。
「はーい。ストーップ」
倉庫の入口から現れた誰か。
「さ、桜…」
2階からお兄さんがホットした顔で
突然来た人をそう呼んだ。
「あぁ"?誰だてめぇ」
「年上にその口答えは何かなクソ野郎。
警察だゴラァ」
…怖い人だ。
倉庫の外にはパトカーが大量に停まっていて
目を見開いて驚く。
私がポカンと驚いてる間に
陽炎と夜叉は全員刑務所送りになっていて
最後に残ったのは、
お兄さんが鍵を開けて出てこれた
鈴翔達と、桜さんと言うお姉さんと
お兄さんと私。