病気持ち少女とNo.1暴走族

「お前、後で覚えとけ」



「な、なんで俺?!!!」





あ、僕から俺になってる。


私は鳴海君から離れて隣に座る。
そしたら馨ちゃんが私の膝に乗ってきた。





「私の嫁っ…!!」





馨ちゃんが可愛くてギュッと抱きつく。

もう可愛いっ!
天使…!





「あ、そうだ。鳴海君は今えーっと…」



「高校生ですよ!
あの時はありがとうございました!

鈴華さんのおかげで俺、
手術が成功しました」



「うん。よかったよかった。

ごめんね、7年も会えなくて」



「いえいえ!
あの7年前の有栖川組の噂も知ってますし、
俺も馨の世話で自由に
身動きできなかったので…」
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