病気持ち少女とNo.1暴走族
助けてくれてありがとう
「アホか!!!!」
「…す、すいませんでした…」
やっぱり鈍ってるな。
切り傷が増えた。
こっそり帰ってきたが、
鈴翔にバレてお説教中。
「だ、だって…」
「てめぇ、さっき起きたばっかりだろ!
なに有栖川組潰しに行ってんだよ。
それも完全に潰しやがって…」
…ここ、病院の入口だよね…?
そこに怪我してる私が正座して
なんで鈴翔にお説教されてるんだろう…。
凄い見られてるよ…。
これ、公開処刑…?
「じゅ、準備運動くらいには、
なるかなぁ……なんて…」
「準備運動でそんな傷だらけになるか?」
「これは起きたばっかりで
ちょーっと鈍ってたから…」