病気持ち少女とNo.1暴走族

あー、でも疲れたな…。





「はぁ…」



「ごめんな。
まだきちんと鈴華の診察終わってねぇんだ。
また来てくれ」



「あ、そっか!
じゃあ鈴華ちゃんまたね~!」



「またな」



「鈴華ちゃんお大事にっ!」



「今度何か買ってくるね」



「薫行くよ~」



「馨もな」



「「りーか!りーと!またね!」」



「うん。またね」





天使が「またね!」って…!
笑顔で「またね!」って…!

可愛すぎるっ…!!


そう思っていたら、
さっき閉まったドアが開いて
蛍以外の3人が顔を出した。





「起きた時に言おうと思ったんだけど…」



「なんか色々混乱しちゃって!」



「だから今言う」





何を??





「「「あの時、
助けてくれてありがとう!」」」





…え?
「あの時、助けてくれてありがとう」?

…あぁ、あの時ね。





「こっちも、ありがとう。
でも、あの時閉じ込めてごめん…。
…みんなを、傷つけたくなかったから…」



「ううん。そのお陰で
僕達は助かったんだよ〜?」



「だから、ありがとうって
言ってやったんだ!」



「今、僕達が生きてるのは
鈴華ちゃんがあの時守ってくれたから
だと思うんだ。
ありがとう♪」
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