病気持ち少女とNo.1暴走族
それで親も仲良くなって
名前も似たような、
本当に双子みたいな
名前つけられちゃって。
小さい頃なんか、
ペアルックとか普通だったし。
よく恋人だとか言われて弄られたりしたなぁ。
思い出すと恥ずかしい。
「「誰??」」
双子が自分の席に座ろうとしたら
今まで空いてた席に
誰かが座っている事に気づいた。
それも女で、
スカート膝上黒縁メガネで黒髪のお下げ女。
今の時代では珍しい格好。
「君、名前は??」
双子の兄の海が転校生に聞くが
転校生は俯いたまま話さない。
「てんこーせー!
調子に乗るなよ~!」
「海様が話しかけてあげてるのに
無視とか調子乗ってる~♪」