病気持ち少女とNo.1暴走族
「…で、何かよう?
あ、欲求不満?」
「ちげぇよ!!
…お前、どれだけ嫌われれば
気が済むんだよ」
「え?何のこと?」
ニコッと微笑んだら両手で
頬を挟まれた。
「…やっはり、よっひゅうふはん?
(やっぱり、欲求不満?)」
「だからちっげーよ!!
…お前、何考えてる」
「んー、ひまは、トイレにいひはいと
おもっへる
(今はトイレに行きたいと思ってる)」
そう言ったら私の頬から手を離して、
その手で頭を軽く叩かれた。
「そんなのどうでもいい。
お前、他人からどれだけ嫌われれば
気が済むんだよっつってんだ。
何回も言わせんな。
…やっぱり、その…、、
病気が、関係してるのか?」
「…それ、どこで聞いた?」
「お前の父さんからだ。
手術しないと、あと1年なんだろ」