病気持ち少女とNo.1暴走族
「…ねぇねぇ鈴華」
「なんですか?」
「鈴華が気を失ってる時ね。
人工呼吸したのよ」
じん、こうこきゅう…。
「鈴翔君が♪」
「…潰す。
…あ!!びょ、病気移ってないよね…?」
「多分大丈夫よ?」
よ、よかった…。
…でも。私の、ファーストキスが
人工呼吸…。
それも鈴翔…。
「人工呼吸はファーストキスに
入らないんじゃないかしら。
命の危機だし」
「…そ、そうだよね。
私も記憶ないし。
無しにしておこう」