病気持ち少女とNo.1暴走族
「なぁんかイメチェンしたみたいだけどぉ、
氷龍様達のそばにいるあの神谷 蛍って子。
イジメちゃおっかぁ」
「ダメ!!!!」
…あ…。
大きい声で叫んで急に立ち上がった私は
注目されてる。
勿論、氷龍からも。
「り、鈴華、どうしたの?」
「…ごめん」
私が静かに座ると
クラスは何も無かったように
また騒ぎ出す。
「鈴華、蛍ってヤツの事庇うの?」
「庇ってないよ。
あの子、氷龍のお姫様らしいし。
イジメたら氷龍に嫌われるよ」
「そんなの口止めしとけばいいんだって!
体に教えればチクらないでしょ」
「氷龍がもしそれを見てたら?」
「大丈夫だって!
見えないところでやるからさぁ」