俺が彼女に会えない理由
あらすじ(スタ文大賞用・結末含む)
冬弥の前に、12年前に事故死した高校時代の恋人・風花が幽霊となって現れる。再会を喜ぶ二人。
十三回忌、風花の実家を訪れる際、冬弥はネックレスをつけて行った。それは風花が亡き後、冬弥のポケットにいつのまにか入っていた物で、風花が勝手に入れたものだと思っていた。が、風花の親は、そのネックレスは代々伝わる特別な物だから返して欲しいと言う。そのネックレスを付けて祈ると、自分の命と引き換えに、死者を一人だけ生き返らせることができるのだと。風花の母・里花が、自分の命を捧げて風花を生き返らせる。が、それは罪滅ぼしだった。風花は実の子ではなく、里花が連れ去って来た子だった。
同時に、風花は自分が死んだ理由を語る。実は、冬弥が事故死したので、ネックレスを使って、風花が自分の命と引き換えに生き返らせたのだと。ネックレスには、死者が生き返ると記憶と事実がすべて作り替えられるという力も持っていたのだ。

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