私に恋してくれますか?
私はベッドに横になり、
トオルくんにラインを入れる。

今まで、ずっと一緒だったから、メールでさえもしていなかった。

『落ち着いて、ベッドにいます。
食事はひとりで、静子さんが持って来てくれたものを食べました。
明日、起きたら、食料を買いに行こうかな。
一緒に行ってくれますか?』と送ると、

『ピーコが居なくなってまた、コンビニのご飯を食べた。
明日はピーコの飯が食いたい。明日、泊まっていい?』とすぐに返信があったので、

『もちろん。』と送ると、
『今日は俺の夢でも見て。おやすみ。』とまたすぐに返信があった。

少し顔が赤くなる。

…夢は自分で決められません。と思いながら

『おやすみなさい』とトオルくんに返した。

なんの物音もない部屋が少し怖くて、

小さな灯りを頭の上に灯し、
スマホで小さくクラシック音楽をかけながら目を閉じた。

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