私に恋してくれますか?
初めての反抗。
お昼休みに屋上にあがり、
お弁当を広げたまま、ベンチで大きなため息をつくと、
「ヒナコさん、どうしたんですか?」
と隣でサンドイッチをたべていた
今年入って来た新入社員の茜(あかね)ちゃんが私の顔を見る。
茜ちゃんはティールームに配属された短大卒の21歳。
笑顔が明るいしっかりした女の子で、
引っ込み思案の私を何かと気にしてくれる。
茜ちゃんに言わせると、年上のくせに、ボンヤリしている私の事がほっておけないって事らしい。
屋上には昔々に喫煙室に使われていた
(今時のケーキ屋はこの建物ごと、ティールームでさえ禁煙だ。)
温室のようなガラス張りに建物があり、
ベンチも置かれているので、
冬でも日差しがあればポカポカと暖かい。(夏は暑すぎるけれども。)
多くの従業員はお昼ご飯を3階にある会議室で交代で食べるけど、
賑やかな場所がちょっと苦手な私のお気に入りの場所だ。
お弁当を広げたまま、ベンチで大きなため息をつくと、
「ヒナコさん、どうしたんですか?」
と隣でサンドイッチをたべていた
今年入って来た新入社員の茜(あかね)ちゃんが私の顔を見る。
茜ちゃんはティールームに配属された短大卒の21歳。
笑顔が明るいしっかりした女の子で、
引っ込み思案の私を何かと気にしてくれる。
茜ちゃんに言わせると、年上のくせに、ボンヤリしている私の事がほっておけないって事らしい。
屋上には昔々に喫煙室に使われていた
(今時のケーキ屋はこの建物ごと、ティールームでさえ禁煙だ。)
温室のようなガラス張りに建物があり、
ベンチも置かれているので、
冬でも日差しがあればポカポカと暖かい。(夏は暑すぎるけれども。)
多くの従業員はお昼ご飯を3階にある会議室で交代で食べるけど、
賑やかな場所がちょっと苦手な私のお気に入りの場所だ。