私に恋してくれますか?
トオルくんは長いくちづけの後、何度も私の胸の間の傷に舌を這わせ、

「運動は止められてないよね。」と確認してから、私の胸のてっぺんにくちづけした。

小さな声が出る。
恥ずかしい。

トオル君は身体中に舌を這わせるので、私は声が止まらなくなってしまう。

トオル君は何度も深いくちづけをしながら、私の脚を開かせ、内側を指で探っていく。
柔らかく、時折、奥まで、私は小さな悲鳴をあげて、シーツを握る。
トオル君はさらに、私から溶け出すものを吸い取るように舌を使うので、
私は身体の内側に起こる熱に我慢出来ずに喘ぐ声が出る。

「もお、俺が我慢できないから、今度はピーコが我慢して。」と耳元で囁いてから

ゆっくり腰を進めてくる。
私の内側に熱い塊が入ってくる。
すごく痛い。

トオル君は痛みで無意識に逃げ出そうとする私の身体をしっかり抱きしめ、
なだめるように頬を撫でくちづけを繰り返す。
私がトオル君の背中を抱きしめ、長い息を吐くと、奥まで進めてきた。

「ちゃんと入った。力抜いて。」と言うので、涙目でトオル君を見上げると、

「よしよし頑張ったな。」と頭を撫でてから

「でも、まだこれからなんだ。頑張れピーコ」とくすんと笑って容赦無く腰を動かした。


トオル君は
「ピーコは俺のモノ。」と言い聞かせるように囁く。

繰り返される
甘やかす愛撫と、激しい律動。
痛みと、快楽。

私は何度も意識が途切れる。


朝がやって来るまで
私はトオル君の肩や背中に爪を食い込ませ、
トオル君は私にいくつもキスマークを付けた。
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