冷たい彼と同居生活




「むかつく。」


翔はぼそっと呟いて私を抱きしめた。


なななななななにごと!?


今私抱きしめられてる??


ふわっと翔の匂いがする。


やっぱり少し女の子の匂いがした。


「ど、どうしたの??」


「俺のことだけ考えてて。」


「え?」


「いや、なんでもない。タオル持ってくる」


そう言って翔はお風呂場まで歩いていった。




< 105 / 227 >

この作品をシェア

pagetop