冷たい彼と同居生活




「え、えと…。」


どこだ。どこに行きたいんだことね。


こんなチャンスないぞ。


早く考えろことね。


いやわかってるんだけど!!


突然すぎてなにもかんがえてないよ!!


「あ!!水族館!!!」


あっ…。ふと頭に出てきたのが水族館でそのまま口走ってしまった。


「いいよ。いこ。」


翔はそう言って私の手をギュッと握った。


「え?」


「ことねばかだから迷子になる」



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