冷たい彼と同居生活
まぁ別に見られて減るもんなんかありませんけども
「…あげる」
そう言って翔は小さな袋を私に渡す。
「なに?これ」
「誕生日プレゼント」
「あ、ありがとう!!」
可愛らしくラッピングされた袋。
毎年プレゼントをくれるけど
今年は忘れられてると思ってたから嬉しかった。
「開けていい??」
「ん」
開けるとそこにはハートのネックレス。
え、まって。すごく可愛い。
しかも有名ブランドのやつなんじゃ…。
「こんな高そうなもの…。もらっていいの??」
「俺が持ってたら気持ち悪いでしょ」
うん。まぁたしかに。
さすがにハートのネックレスはね…。