冷たい彼と同居生活



すっげー嫉妬させたい。


俺のことだけ考えてればいい。


俺のことで頭いっぱいになればいい。


そう思って斉藤にキスをした。


ことねは目を見開いて扉を静かに閉めた。


なんだよ。


もっと俺でいっぱいになればいいのに。


「もう帰って」


「は!?意味わかんない!」


こいつの顔見るよりことねの顔見た方が落ち着く。



< 76 / 227 >

この作品をシェア

pagetop