犬と私の１年間

あらすじ

自分の感情を表に出すのが苦手な柚月は、感情のまま素直に生きる凪と出会う。凪は柚月の隣人で捨て犬をこっそり飼っていた。それを知った柚月は凪のペースに巻き込まれ、犬の世話を引き受けてしまう。

しかしマンションはペット不可。大家に犬の存在がばれた柚月は犬との生活か今までの生活かで選択を迫られる。そして迷いながらも選んだのは凪と犬との生活だった。

新しい生活を始めた柚月と凪だったが、柚月は凪への気持ちを素直に認められずにいた。そんなある日、柚月は不可抗力で、同居当初の凪との約束「異性を家へ連れてこない」を破ってしまう。

怒った凪は失踪し、柚月はやっと自分の気持ちを認める。帰ってきた凪と両想いになったが2人の距離は変わらない。もやもやとした気持ちを抱えたまま柚月は帰省するが、親に凪との同居がばれてしまう。

日頃は頼りない凪が同居の解消を決断する。全ては柚月と犬との将来を見据えた決断だった。