箒星
長い


    長い


沈黙


もしかしたら、数秒のことだったかもしれないんだけど、ね



由美先パイがまた口を開いた



「名は体を表すって本当だね。なんか流星君って……本当に流れ星みたい。突然やってきてさ……」


ことばが一旦切れた


流れ星……か。



「あたしたちの願い、インターハイの夢叶えてくれると良いな」


由美先パイが笑顔で言った
< 51 / 54 >

この作品をシェア

pagetop