強引専務の甘い手ほどき
お茶?
これって私の分もあるの?
専務はシャツの事は気にせず、
私の斜め前に座って、コーヒーを飲みだしている。
目の前には石神さん。
まるで、面接の続きみたいだ。
「マカロン。どうぞ。」と石神さんがニッコリする。
やっぱりマカロンなんだ。
「さあ。」と石神さんがいい、
「食え。」と専務が私を見る。
断れない雰囲気。
右端のマカロンを摘み上げる。
「食べて。」と石神さんが言う。
「…い、いただきます。」と一口かじる。
サクッとした歯ごたえと柔らかい内側。クリームは上品で甘さは控えめ。
「…美味しいです。」と言うと、
「何味?」と石神さんが私に聞く。
「チョコです。」
「じゃ、次は?」と石神さんが言って、
私の手から持っていたマカロンを専務が取り上げる。
な、なに?
「次は?」と石神さんは優しく聞く。
私は次のマカロンを手に持った。
「ヘーゼルナッツ」
「次。」
「シナモンとアーモンド」
バナナ。キャラメル。マカデミアナッツ。コーヒー。ピーナツにまたチョコレート。
テスト?
「後、わかることある?」
「最初に食べたチョコはベネズエラ。後で食べたのはドミニカ。
コーヒーはコスタリカ。どれもクリームは高級品。きっと、バターは発酵が強めのもの…。」
「わかった。もういい。胸焼けしそうだ。」と専務が私の言葉を止める。
これって私の分もあるの?
専務はシャツの事は気にせず、
私の斜め前に座って、コーヒーを飲みだしている。
目の前には石神さん。
まるで、面接の続きみたいだ。
「マカロン。どうぞ。」と石神さんがニッコリする。
やっぱりマカロンなんだ。
「さあ。」と石神さんがいい、
「食え。」と専務が私を見る。
断れない雰囲気。
右端のマカロンを摘み上げる。
「食べて。」と石神さんが言う。
「…い、いただきます。」と一口かじる。
サクッとした歯ごたえと柔らかい内側。クリームは上品で甘さは控えめ。
「…美味しいです。」と言うと、
「何味?」と石神さんが私に聞く。
「チョコです。」
「じゃ、次は?」と石神さんが言って、
私の手から持っていたマカロンを専務が取り上げる。
な、なに?
「次は?」と石神さんは優しく聞く。
私は次のマカロンを手に持った。
「ヘーゼルナッツ」
「次。」
「シナモンとアーモンド」
バナナ。キャラメル。マカデミアナッツ。コーヒー。ピーナツにまたチョコレート。
テスト?
「後、わかることある?」
「最初に食べたチョコはベネズエラ。後で食べたのはドミニカ。
コーヒーはコスタリカ。どれもクリームは高級品。きっと、バターは発酵が強めのもの…。」
「わかった。もういい。胸焼けしそうだ。」と専務が私の言葉を止める。