強引専務の甘い手ほどき
キサラギさんと、私は今まで通りに仕事をする。
キサラギさんは厳しい顔で、石神さんと専務室を出たり入ったりして、忙しい。
私がコーヒーを淹れると、
「カエデ、ありがとう。」と嬉しそうに微笑む。
私は黙って、お辞儀をし、専務室を後にした。
私の退勤時間には部屋にいる時は私を呼び、
夕飯を一緒に食べよう。
とか、接待だから、今日は先に寝てて。と言ったりし、
留守の時には石神さんから電話があった。
私はひとりの時には、ゆっくり夕食を作ってひとりで食べたり、
美鈴ちゃんや、大学時代のお友達と、食事をした。
(仕事場の友達と遊ぶのははキサラギさんが来なそうな、休日のランチの時に会った。
一応、秘書室以外では私とキサラギさんのお付き合いは伏せてある。
キサラギさんは隠す気がないけど、石神さんに邪魔が入るぞ。と言われたらしい。)
でも、飲みに行く時は、一応、行ってくる。とキサラギさんに言うと、
誰と。とか、どこで。とか聞かれて、
ほとんど店を出ると、上杉さんが運転する車が待っていた。
やれやれ。
過保護な男だ。
カラオケとか二次会までいくと、
キサラギさんが店の中まで迎えにやって来て、
私の友達と一緒にカラオケしたり、
飲んだりする。
キサラギさんが
かなりのイケメンで、
仕事の時以外は砕けた男なので、
私の友達には大人気で、
(友達には会社の上司だと言ってあって、一緒に暮らしてると言ってはいない。)
時折一緒にやってくる石神さんと共に歓迎されている。
私は毎度やって来るキサラギさんの顔を
半分呆れ気味に見上げる。
キサラギさんは
いつもの笑顔で、
「愛してる」と耳元で囁き、私の身体に腕を回す。
私の友達にも、
「キサラギさんって、カエデがすんごく好きだよねえ。」と笑われるけど、
キサラギさんは気にしない顔で、私の隣で、微笑んでいる。
こんな風にそばにいられたら、
益々好きになっちゃうなあ。
と少し困った顔になってしまう。
親には内緒のお付き合い。
って
いつか別れなければならないってことだよねえ。
キサラギさんは厳しい顔で、石神さんと専務室を出たり入ったりして、忙しい。
私がコーヒーを淹れると、
「カエデ、ありがとう。」と嬉しそうに微笑む。
私は黙って、お辞儀をし、専務室を後にした。
私の退勤時間には部屋にいる時は私を呼び、
夕飯を一緒に食べよう。
とか、接待だから、今日は先に寝てて。と言ったりし、
留守の時には石神さんから電話があった。
私はひとりの時には、ゆっくり夕食を作ってひとりで食べたり、
美鈴ちゃんや、大学時代のお友達と、食事をした。
(仕事場の友達と遊ぶのははキサラギさんが来なそうな、休日のランチの時に会った。
一応、秘書室以外では私とキサラギさんのお付き合いは伏せてある。
キサラギさんは隠す気がないけど、石神さんに邪魔が入るぞ。と言われたらしい。)
でも、飲みに行く時は、一応、行ってくる。とキサラギさんに言うと、
誰と。とか、どこで。とか聞かれて、
ほとんど店を出ると、上杉さんが運転する車が待っていた。
やれやれ。
過保護な男だ。
カラオケとか二次会までいくと、
キサラギさんが店の中まで迎えにやって来て、
私の友達と一緒にカラオケしたり、
飲んだりする。
キサラギさんが
かなりのイケメンで、
仕事の時以外は砕けた男なので、
私の友達には大人気で、
(友達には会社の上司だと言ってあって、一緒に暮らしてると言ってはいない。)
時折一緒にやってくる石神さんと共に歓迎されている。
私は毎度やって来るキサラギさんの顔を
半分呆れ気味に見上げる。
キサラギさんは
いつもの笑顔で、
「愛してる」と耳元で囁き、私の身体に腕を回す。
私の友達にも、
「キサラギさんって、カエデがすんごく好きだよねえ。」と笑われるけど、
キサラギさんは気にしない顔で、私の隣で、微笑んでいる。
こんな風にそばにいられたら、
益々好きになっちゃうなあ。
と少し困った顔になってしまう。
親には内緒のお付き合い。
って
いつか別れなければならないってことだよねえ。