強引専務の甘い手ほどき
「俺がここに来ても同じかなって。
カエデ先輩の職場も見たかったし。」
と結城くんは専務室の応接セットのソファーに座って、周りを見回す。
やれやれ。
このヒトも自由な人だ。
「新作のケーキ。秘書課の人の分も持ってきたんだよ。」と私と石神さんに笑いかける。
「ありがとう。僕らは後でいただくよ。
会議室で西島さんと打ち合わせをして。」と石神さんが微笑むけど、
「ねえ、専務ってケーキ嫌いなの?」
と結城くんがキサラギさんの顔を真っ直ぐに見る。
「誰かから聞いたのかな?」と石神さんが笑う。
「紺野さんがカエデ先輩はルピナスの味を守るために専務のそばにいる。っていってた。」と私の顔を見る。
「そうだよ。俺は甘いものが食べられない。
でも、だからって、ルピナスの経営が出来ないってわけじゃない。
パティシエの君らと、カエデでとでルピナスの味を守り、
俺たち経営側が美味い菓子を作り続ける事ができるようにする。」
とキサラギさんは真面目な顔で言った。
「だから、カエデ先輩を自分のものにしたのかよ。」と結城くんはキツイ口調でキサラギさんに噛み付いた。
カエデ先輩の職場も見たかったし。」
と結城くんは専務室の応接セットのソファーに座って、周りを見回す。
やれやれ。
このヒトも自由な人だ。
「新作のケーキ。秘書課の人の分も持ってきたんだよ。」と私と石神さんに笑いかける。
「ありがとう。僕らは後でいただくよ。
会議室で西島さんと打ち合わせをして。」と石神さんが微笑むけど、
「ねえ、専務ってケーキ嫌いなの?」
と結城くんがキサラギさんの顔を真っ直ぐに見る。
「誰かから聞いたのかな?」と石神さんが笑う。
「紺野さんがカエデ先輩はルピナスの味を守るために専務のそばにいる。っていってた。」と私の顔を見る。
「そうだよ。俺は甘いものが食べられない。
でも、だからって、ルピナスの経営が出来ないってわけじゃない。
パティシエの君らと、カエデでとでルピナスの味を守り、
俺たち経営側が美味い菓子を作り続ける事ができるようにする。」
とキサラギさんは真面目な顔で言った。
「だから、カエデ先輩を自分のものにしたのかよ。」と結城くんはキツイ口調でキサラギさんに噛み付いた。