強引専務の甘い手ほどき
2次会はいつものカラオケだ。
私自身はあんまり歌わないけど、
みんなで合唱みたいに歌うのは好きかな。
鉄板のアイドルグループの歌をみんなで歌っていると、
キサラギさんが顔を出した。
「王子登場ー。」と友人達が拍手する。
「キサラギさん、座って座って。」と私が笑うと、
「カエデ酔ってるな。」とキサラギさんは笑った顔をみせる。
「西島 楓、29歳になりましたぁ!」と立ち上がろうとしてよろけると、
「もう、帰ったほうがいいな。
明日、仕事だろ。行くぞ。」と私の腰を抱いてみんなに手を振る。
「王子ぃ、帰っちゃうの?」という声に、
「また、来るよ。カエデ、みんなにおやすみって言って。」
とキサラギさんはドアの前で立ち止まり私を振り返らせる。
「今日は誕生会を開いてくれてありがとう。おやすみなさい。」
と私は深く頭を下げて、キサラギさんに抱えられ
みんなの「おやすみいー」の声に送られて、カラオケ屋を後にした。
私自身はあんまり歌わないけど、
みんなで合唱みたいに歌うのは好きかな。
鉄板のアイドルグループの歌をみんなで歌っていると、
キサラギさんが顔を出した。
「王子登場ー。」と友人達が拍手する。
「キサラギさん、座って座って。」と私が笑うと、
「カエデ酔ってるな。」とキサラギさんは笑った顔をみせる。
「西島 楓、29歳になりましたぁ!」と立ち上がろうとしてよろけると、
「もう、帰ったほうがいいな。
明日、仕事だろ。行くぞ。」と私の腰を抱いてみんなに手を振る。
「王子ぃ、帰っちゃうの?」という声に、
「また、来るよ。カエデ、みんなにおやすみって言って。」
とキサラギさんはドアの前で立ち止まり私を振り返らせる。
「今日は誕生会を開いてくれてありがとう。おやすみなさい。」
と私は深く頭を下げて、キサラギさんに抱えられ
みんなの「おやすみいー」の声に送られて、カラオケ屋を後にした。