強引専務の甘い手ほどき

キサラギさんはベットの中で、私を優しく扱う。
きっと、私が少し酔っているからだろう。

私はキサラギさんの首に手を回し、キスをねだる。
「カエデ、そんな風に見つめられると、理性が吹っ飛びそうだけど？」と私の瞳を覗くので、
「抱いて。このままで。」と真っ直ぐ見つめると、
「避妊しないって事？」とキサラギさんが私を見つめる。私が頷くと、
「わかった。カエデが決心してくれて嬉しい。」
と私の頬を撫でてから、ゆっくり私の身体に唇を付けた。

キサラギさんの子どもが欲しい。
きっと、私にとって、愛してるって思う人のコドモを持てる、
最後のチャンスかもしれない。

きっと、キサラギさんと別れたら、
他の人を好きになることはないって思っているから。