強引専務の甘い手ほどき
今日から年末のお休みだ。
私は本社勤務になっているので、年末年始はお休みになっている。
お正月に休むのは10年ぶりかな?
本店は交代で勤務があったから…。
「キサラギさん、私、お正月休みを実家で過ごしていいでしょうか?」
と朝のコーヒーを飲みながら、キサラギさんの顔を見上げた。
「ああ、そうだね。夏休みもここにいさせてしまっていたね。
帰ったほうがいい。
俺は仕事が佳境だから、休みを取れそうにないし。
カエデも正月休みにひとりでここにいるようになったら、寂しいよな。
福島だったね。行っておいで。
ゆっくりしてくると良い。」とニコリと笑ってくれた。
「そうします。」と私も笑って見せた。
キサラギさんを送って、
スーツケースを持ち出す。
実家に帰るつもりはない。
私は自分の部屋に戻るつもりだ。
ひとりになりたい。
キサラギさんと別れるなら
良い機会だ。
もう、キサラギさんと普通に笑っているのが辛い。
スマホは忘れたふりでここに置いていこう。
誰の声も聞きたくないし、
連絡も欲しくない。
きっと、私がいなくなったら、
キサラギさんも私と別れる良い機会だって思うだろう。
オトナなんだから、
お付き合いが終わってもきちんと仕事は出来る。
仕事での繋がりだけで良い。
ルピナスのケーキは私にとってもキサラギさんにとっても大切なのだから。
私は本社勤務になっているので、年末年始はお休みになっている。
お正月に休むのは10年ぶりかな?
本店は交代で勤務があったから…。
「キサラギさん、私、お正月休みを実家で過ごしていいでしょうか?」
と朝のコーヒーを飲みながら、キサラギさんの顔を見上げた。
「ああ、そうだね。夏休みもここにいさせてしまっていたね。
帰ったほうがいい。
俺は仕事が佳境だから、休みを取れそうにないし。
カエデも正月休みにひとりでここにいるようになったら、寂しいよな。
福島だったね。行っておいで。
ゆっくりしてくると良い。」とニコリと笑ってくれた。
「そうします。」と私も笑って見せた。
キサラギさんを送って、
スーツケースを持ち出す。
実家に帰るつもりはない。
私は自分の部屋に戻るつもりだ。
ひとりになりたい。
キサラギさんと別れるなら
良い機会だ。
もう、キサラギさんと普通に笑っているのが辛い。
スマホは忘れたふりでここに置いていこう。
誰の声も聞きたくないし、
連絡も欲しくない。
きっと、私がいなくなったら、
キサラギさんも私と別れる良い機会だって思うだろう。
オトナなんだから、
お付き合いが終わってもきちんと仕事は出来る。
仕事での繋がりだけで良い。
ルピナスのケーキは私にとってもキサラギさんにとっても大切なのだから。