強引専務の甘い手ほどき
ピンポンとチャイムが鳴る。
インターホンを覗くと、
スーツ姿のキサラギさんだ。
結構早く見つかっちゃったな。
きちんと話し合う覚悟は
キサラギさんの部屋を出た時にしてきている。
ドアを開けると、
キサラギさんが私の顔を見て、ホッとした顔を見せ、
グイッと抱きしめ、大きなため息を吐いた。
「なんの真似だ。
俺をこんなに心配させやがって。」
ともどかしい様子で、くちづけをしてくる。
私は大人しくくちづけを受ける。
「…探しましたか?」とキサラギさんの顔を見上げると、
私の首についたままのダイヤのネックレスにそっと触れ、
「…いや。うん、最近様子がおかしいから、
すぐに、手を打てるようにしてた。
…俺の部屋を出た日に、スマホ繋がらなかったから、
部屋に戻ってスマホがあったのを見て、
直ぐにカエデの実家に電話入れて、
戻る予定がないって言われたし…。
ここの部屋の灯りがついてるのを見つけたから…。
ここにいるのは直ぐにわかったよ。
コンビニに行くところを上杉さんに確認してもらった。
(いつもと違う車で、マンションの外で確認してもらったらしい。)
…拓也に少し、考える時間をやれって言われたから、
今日まで3日間待った。
俺が強引にカエデを俺の部屋に連れてきたのは確かだし。
カエデが酔った時、
俺のこどもが欲しいって言ってくれたのは嘘?
よく考えたら、俺の事は嫌いだった?」と苦しそうに顔を歪めて私を見つめる。
インターホンを覗くと、
スーツ姿のキサラギさんだ。
結構早く見つかっちゃったな。
きちんと話し合う覚悟は
キサラギさんの部屋を出た時にしてきている。
ドアを開けると、
キサラギさんが私の顔を見て、ホッとした顔を見せ、
グイッと抱きしめ、大きなため息を吐いた。
「なんの真似だ。
俺をこんなに心配させやがって。」
ともどかしい様子で、くちづけをしてくる。
私は大人しくくちづけを受ける。
「…探しましたか?」とキサラギさんの顔を見上げると、
私の首についたままのダイヤのネックレスにそっと触れ、
「…いや。うん、最近様子がおかしいから、
すぐに、手を打てるようにしてた。
…俺の部屋を出た日に、スマホ繋がらなかったから、
部屋に戻ってスマホがあったのを見て、
直ぐにカエデの実家に電話入れて、
戻る予定がないって言われたし…。
ここの部屋の灯りがついてるのを見つけたから…。
ここにいるのは直ぐにわかったよ。
コンビニに行くところを上杉さんに確認してもらった。
(いつもと違う車で、マンションの外で確認してもらったらしい。)
…拓也に少し、考える時間をやれって言われたから、
今日まで3日間待った。
俺が強引にカエデを俺の部屋に連れてきたのは確かだし。
カエデが酔った時、
俺のこどもが欲しいって言ってくれたのは嘘?
よく考えたら、俺の事は嫌いだった?」と苦しそうに顔を歪めて私を見つめる。