強引専務の甘い手ほどき
「全く、ちっとも俺を信用してねーな。」
とブツブツ言いながらキサラギさんが戻ってきた。石神さんも一緒だ。
石神さんは
「まあ、社長達には何にも話してなかったんだから、しょうがないじゃん。
社長達は、こんな話は、寝耳に水だろ。
専務が配属になったばかりのアシスタントに手を付けた。って
感じにしたくなかったから黙ってる事にしたけど、
キサラギの自業自得ってやつだろ。
俺が任された支店の事が終わってから
カエデちゃんと付き合うようにしろって言ったのに
おまえは全然、ブレーキが効かなくてさあ、
まあ、付き合ってからのほうが
おまえは落ち着いて仕事出来たけどねえ。
子どもまで作っちゃ、いつまでも内緒にはできないよなあ。」とクスクス笑って、
「カエデちゃん、ご飯食べた?
プリンとかゼリーとか持ってきたんだけど…。」
と石神さんはコンビニの袋を私の前に広げた。
さすが秘書。
私はゼリーを1つもらって、スプーンですくって口に入れる。
うん。
食べられそうだ。
私がホッとした顔をすると、
「カエデ、ゴメンな。
今日はやめとけって親父達に言ったんだけど、
カエデに直接聞く。っていってさあ。」とキサラギさんが頭を掻いた。
「…反対されなくて良かった。」と私が呟くと、
「普通の親だよ。
今時、何が何でも親の選んだ相手と結婚させたいって思わないよ。
親父だって成り上りの婿だし。
俺が30歳にもなって恋人もいないのを気にしてただけで、
カエデの事は凄く気に入ってた。」と笑った。
そうかな?
そういう事にしておこう。
とブツブツ言いながらキサラギさんが戻ってきた。石神さんも一緒だ。
石神さんは
「まあ、社長達には何にも話してなかったんだから、しょうがないじゃん。
社長達は、こんな話は、寝耳に水だろ。
専務が配属になったばかりのアシスタントに手を付けた。って
感じにしたくなかったから黙ってる事にしたけど、
キサラギの自業自得ってやつだろ。
俺が任された支店の事が終わってから
カエデちゃんと付き合うようにしろって言ったのに
おまえは全然、ブレーキが効かなくてさあ、
まあ、付き合ってからのほうが
おまえは落ち着いて仕事出来たけどねえ。
子どもまで作っちゃ、いつまでも内緒にはできないよなあ。」とクスクス笑って、
「カエデちゃん、ご飯食べた?
プリンとかゼリーとか持ってきたんだけど…。」
と石神さんはコンビニの袋を私の前に広げた。
さすが秘書。
私はゼリーを1つもらって、スプーンですくって口に入れる。
うん。
食べられそうだ。
私がホッとした顔をすると、
「カエデ、ゴメンな。
今日はやめとけって親父達に言ったんだけど、
カエデに直接聞く。っていってさあ。」とキサラギさんが頭を掻いた。
「…反対されなくて良かった。」と私が呟くと、
「普通の親だよ。
今時、何が何でも親の選んだ相手と結婚させたいって思わないよ。
親父だって成り上りの婿だし。
俺が30歳にもなって恋人もいないのを気にしてただけで、
カエデの事は凄く気に入ってた。」と笑った。
そうかな?
そういう事にしておこう。