闇の中に咲くランの花 Ⅱ
あなたの想いは? 綾斗side
今日は抗争の日。
短い期間だったが舞蝶や雷龍に特訓を手伝ってもらった
この抗争には蝗龍、舞蝶、雷龍、黒雷(コクライ)が参加する。
そして今は予定時間の5分前だ。だんだん空気がピリピリとして、緊張感が高まっている
綾斗「前より強くなったが相手は武器を持ってくる!気抜くんじゃねぇぞ!」
下っ端「「「オォーー!!!」」」
翠「蘭が戻ってくるまで1人も死ぬんじゃないぞ!」
下っ端「「「オォーー!!!」」」
綾斗「瑞樹さんたちも今日はありがとうございます。」
瑞樹「いや、困った時はお互い様って言うだろ?」
愛「あぁー!蘭ちゃんに早く会いたいんだけど!」
陸兎「俺も会いてぇよ!あぁああ!愛しの蘭!!!」
大地「えぇ!?そうなのか!?」
春兎「そんな訳ないじゃん!“まだ”誰のものでもないよ!」
結斗「それにしても…まさか麻琴が蘭蝶だったなんてな!」
仁「凄いね!僕たちの憧れだもん!」
………おい。緊張感はどうした緊張感は。俺の気合い入れの言葉が良くなかったのか?
さっきまでのピリピリとした空気が無くなりそうになっていた。
虎羽「なぁ聞いてもいいか?なんでその【BLOOD WORLD】は蝗龍を狙ってるんだ?」