闇の中に咲くランの花 Ⅱ



虎羽「お、お前らに言うギリはねぇ!」


全員「「「(あ、はぐらかした…)」」」


結斗「俺は…………どうでしょ~ね?」


全員「「「(ムカつくな……)」」」


ふたりの反応に全員がこう思っただろう

あっ…そういえば…


綾斗「兄貴さ電話で蘭は倉庫にいないって言った時“なんでだよ!狙ってたのに”って言ってたよな?」ニヤニヤ


結斗「なっ!か、勝手な作り話してんじゃねぇよ!」


愛「結斗さぁ~ん?ホントのところはどうなんですか?」


ニヤケ顔で兄貴のことを肘でつっつく愛さん。やっぱり男の中で生活してきただけあって距離が近い。


奏「どうなの!結斗!」


結斗「おいコラ!なんで陸兎には“さん”つけて俺は呼び捨てなんだよ!」


仁「結斗!」


結斗「あぁああ!!そうだよ!好きだよ!悪ぃかよ!文句あんのかよ!!!」


みんなにしつこく聞かれ面倒くさくなったんだろう。そんなことを叫び始めた。


綾斗「いや…ないけど…そんなに叫ばなくてもよくね?」


結斗「あっ////」


ハハッ!めっちゃ赤面してるし!公開告白はそりゃあ恥ずかしいわ。


海「そういえばさっきの蘭は男口調なかったね?」


翠「そうだな…なんか違和感ハンパないな」


綾斗「なんで無くなったんだ?」


蘭「何でだろうね〜重荷がなくなったからかな~?」


なるほど重荷な…………って!!


愁・愛・大地・瑞樹以外
「「「えぇぇええ!!蘭!?」」」


翠みたいに気配感じなかったぞ!?


愛「あぁー!!蘭ちゃん!」ギュッ


蘭「愛ちゃんだぁ~!」


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