闇の中に咲くランの花 Ⅱ
蘭「轍(テツ)に車頼んでみるわ。」
そう言って私は幹部室を出た。
蘭「おーい。轍〜轍ー?」
轍「おぅ!コッチだ!どうした?」
轍は車の整備をしていた。
蘭「流星のお見舞いに行くから車お願いしてもいいか?」
轍「おっ、いいぞ!それより見ない間に可愛くなったな!」
そう言って軍手を外すと私の頭をぐしゃぐしゃっと撫でてきた
蘭「それってお世辞?それとも嫌味?」
轍「どっちでもねぇよ!相変わらず天然なのところは変わんねぇんだな」
天然?そんなことねぇけどな?
轍「まぁ俺はそんな蘭が好きだぞ!」
蘭「アハハッ!ありがとう!私も好きだぜ!」
うん。…大好きなみんなのところに帰って来れて本当によかった。