闇の中に咲くランの花 Ⅱ
母「でもね?

それと同時に

なんでこんなに苦しんでるのに

気づいてあげられなかったのかなって…

…なんで殺そうなんて思ったのかなって

……悲しくなっちゃって……

だから、ごめんなさい。」


母さんはとても申し訳なさそうに


頭を下げた……



そして俺は見逃さなかった…


静かに泣いていることに……



俺は立ち上がり母さんのそばまで行った


愁「母さん、泣かないでください。」


そう言ってハンカチで涙を拭いてあげた
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