闇の中に咲くランの花 Ⅱ

海「それより君可愛いね?」


海?頭大丈夫か?脈絡ないし、いきなりだし…私が可愛く見えるとか末期ガン並にヤバいぞ?


朔夜「そうだな…ちょっと蘭に似てねぇか?」


ギクッ

嘘だろ?これで分かるってどんな…つーか、他人の空似で済ませろよ。どう見ても髪色、目の色違うんだからよ!


翠「メガネとか外したらどうなんだろうね?」


ヤバイヤバイ!

これは死龍(シリュウ)の総長に銃を向けられたときよりヤバイ!

(※死龍は【闇の中に咲くランの花 Ⅰ 】に出てきました)


蘭「あ、あの……これから行かなくてはならないところがあるので……」


翠「あっ!ゴメンね?ありがとう」


そして私は早足にその場から去った。タクシー乗り場に向かって。


つーか、私は邪魔なんだろ?いなくなって欲しかったんだろ?私は人殺しみたいなもんだぞ…。

もしかしたら…復讐がしたいがために探してるのかもしれねぇよな…。


しばらく繁華街に行くのやめよ…復讐は何も生まないって…分かってくれよ…。



蘭side end
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