闇の中に咲くランの花 Ⅱ



結斗『辞めたわけじゃないのにいないのか?意味が分からんな…』


混乱しているということが電話越しでも伝わってきた。

そりゃあ、いきなりこんなこと言われたら混乱するよな。


綾斗「…兄貴はなんで麻琴が俺らの拳を止められたと思う?」


結斗『えっ?いきなり話変わるじゃねぇかよ。う~ん……………空手かなんか習ってたか…ケンカをしたことがあったか?』


だいたい合ってるな…。


綾斗「後方の方で合ってるよ…」


結斗『えっ!?じゃあ麻琴ってただもんじゃない系か!?』



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